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フリーランスに起こりやすいトラブル例5つ|相談窓口や対処法も解説

data-icon投稿日 2023.12.01data-icon更新日 2024.02.08
フリーランスに起こりやすいトラブル例5つ|相談窓口や対処法も解説
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政府による副業解禁やコロナでの働き方の変化など、さまざまな理由が重なりフリーランスの人口は増加傾向にあります。

しかし、フリーランス人口が増えるほどトラブルが発生しやすく、いざと言う時の対処方法は知っておきたいもの。

実際にフリーランスによるトラブルは増えており、フリーランスを対象としたサービスも増えています。

本記事では、フリーランスのトラブル事例から相談窓口、対処方法について紹介します。

多くのフリーランスはトラブルを経験している

「フリーランス」と聞くと、自由度の高さに注目する方も多いと思います。

確かにフリーランスは会社員よりも時間や働く場所などの制約が少なく、選択肢の多い働き方といえるでしょう。

しかし、自由である反面、会社という組織に属さないため、仕事にまつわるすべてのことを自ら解決しなければなりません。

実際、政府が2020年におこなった『フリーランス実態調査』によると、「取引先とのやりとりにおいてトラブルを経験したことがある」というフリーランスは37.7%との結果に。

これは、調査に回答したフリーランス全体の約4割がトラブルを経験したことがあると回答したことになります。また、そのうちの約6割が契約書の交付なし、取引条件の明記不十分だったとのことです。

トラブル内容については報酬・業務内容の明示がなかったことや報酬の支払い遅れ、未払いなどについてで、半数のフリーランスが直接交渉して解決したと回答しました。

(参考:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局

このように、フリーランスの多くは取引先とのトラブルを経験しており、いつ自分の身に起こるかは誰にもわかりません。

万が一、何らかのトラブルに巻き込まれた時も冷静に対処できるように、事前の準備やシミュレーションが大切になるのです。

フリーランスに起こりやすい5つのトラブル例

基本的にフリーランスは取引先から仕事を受注するため、契約や人間関係でのトラブルが大半となります。

ただ、いざトラブルが発生すると「予想もしていなかった」という状況に陥る可能性もあるので、事前にどのようなトラブルがあるのか知っておくことも大切です。

ここからは、フリーランスによくあるトラブル例を5つ紹介しますので、「こんなこともあるのか」というイメージで頭の隅に置いておきましょう。

報酬の未払い・遅延

先ほど紹介した政府の調査結果にもありますが、取引先からの報酬の未払いや遅延は、フリーランスにもっとも多いトラブルです。

フリーランスは「仕事」として取引先から委託された業務を遂行しているため、指定日に報酬が支払われないと困りますよね。

取引先企業内での連携ミスや振込ミスなどの場合は仕方ありませんが、意図的な未払いや遅延は重大な問題となります。

なかには最初から報酬を支払う気がなく契約書を締結しない悪質なケースもあり、「納品後に音信不通になった」というトラブルもあるようです。

業務内容・仕事量

こちらも書面での契約がないケースに多く発生しがちですが、当初の話よりも業務内容が増えたり急な変更などによって、フリーランス側が不利な条件をのまなければならないトラブルです。

そもそも、「どこからどこまで」を「いくらで」という条件面は、受注の際にしっかりと決めておかなければなりません。

しかし、このような取り決めがなくプロジェクトや案件がスタートしてしまった場合、想定以上の仕事量を任されてしまうことも……。

最初に提示された金額からの増額なく、どんどん仕事量を増やされてしまっては、負担だけが増えてしまうことになります。

とくに人づての紹介などで受注した案件では、あいまいな状態で業務をスタートさせてしまうケースもあるので注意が必要です。

納期

先ほどのトラブル内容とも関連しますが、「明らかに間に合わない納期の設定」などのトラブルも考えられます。

納期の決め方は案件や取引先によってさまざまですが、「確実に必要な期間を想定したうえでの納期設定」は、どのような仕事でも守られるべきポイントです。

しかし、途中で業務内容や仕様が変更になり、想定した期間よりも納品に時間がかかってしまうこともあるでしょう。

もちろん、絶対的にかかる期間よりも短い期間で納品物を提出するのは不可能です。

しかし、そのような場合でも取引先と交渉し、間に合わなさそうであれば、早めに取引先に連絡・相談することでトラブルを出来るだけ減らすことができるはずです。

損害賠償

フリーランスが納品した成果物への、損害賠償に関するトラブルも考えられます。契約書を交わす場合は、契約時点で損害賠償の内容や範囲を決めておくのが基本ですが、こちらも曖昧になっているケースが少なくありません。

損害賠償は、相手への不利益や損害に対して補償するものですが、職種やプロジェクト、取引先によってその内容はまったく異なります。損害賠償請求の一例としては、次のようなケースがあります。

  • 著作権の侵害
  • 取引先や案件に関する情報漏えい
  • 納品物の瑕疵(かし)
  • 納期遅れ

なかには「法律は難しそうで苦手」という方も多いと思いますが、フリーランスは自分で自分の身を守ることが大切です。そのため、損害賠償保険に加入するなど、万が一への備えを検討しておくのもよいでしょう。

フリーランスの損害賠償保険に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

https://bizlink.io/freelance-liability-insurance/

ハラスメント

「ハラスメント」という言葉は近年幅広いシーンで使われるようになり、「〇〇ハラ」と言うフレーズを聞いたことがある人も多いと思います。

フリーランスが受けるハラスメントには次のようなケースがあり、どれも問題行動としてトラブルに発展する事例となります。

  • 契約の範囲外の無理な要求する
  • 高圧的な言動により業務を強制する
  • 人格を否定する
  • 不必要なプレッシャーを与える

当然ながら取引先からのすべての要求がハラスメントになるわけではなく、一方的に強要する姿勢そのものに問題があると考えられます。

取引先とフリーランスは、そもそも対等のバランスで成り立つ関係性です。これが対等ではなく力の差を利用したものであれば、ハラスメントに該当する可能性も考慮し、トラブルに対処しなければなりません。

フリーランスが活用できるトラブルの相談窓口3つ

フリーランスとして働いていくなかで、今後さまざまな取引先と関わることになります。

基本的には1人で働くフリーランスですが、頼れる存在として相談できるサービスの利用を検討するとよいでしょう。

ここからは、フリーランスが活用できる相談窓口を3つ紹介します。

フリーランス・トラブル110番

フリーランス・トラブル110番は、「第二東京弁護士会」がフリーランスに関する省庁と連携して運営しているサポートサービスです。

対象となるフリーランスはWeb系以外にも幅広く、さまざまなトラブルに対して弁護士がサポートしてくれます。

「あいまいな契約」「ハラスメント」「報酬の未払い」など、フリーランスに起こりやすいトラブルへの相談は無料で、匿名やWebでの相談も可能です。

取引先との利害関係の調整や解決案を提示し、和解にみちびく「和解あっせん」なども無料で利用できるため、仲裁が必要なケースでのトラブルにも対応してくれます。

フリーランス・トラブル110番の詳細はこちら

法テラス

法テラスは、全国どこからでも利用できる法的トラブルに対応してくれる国の中心的な機関です。正式名称は「日本司法支援センター」とよび、フリーランス以外にも借金や離婚など幅広い法的トラブルが生じた場合に利用できます。

法テラスは経済的に余裕がない人でも利用しやすいように、無料の法律相談を実施しています。1回30分程度、同一問題につき3回まで無料で法律相談できますが、利用には収入や資産が一定額以下である要件に該当しなければなりません。

また、交渉や裁判の手続きの際、書類作成などを弁護士や司法書士に依頼しなければならないときの費用の建て替えも実施しています。(こちらも利用には審査あり)

法テラスの詳細はこちら

下請かけこみ寺

下請かけこみ寺は、全国48か所に設置されている、中小企業・個人事業主・フリーランス向けの取引上の悩み相談サービスです。「中小企業庁」の委託事業で、専門の相談員や弁護士のアドバイスにより、トラブル解決を目指せます。

相談方法は電話・オンライン・対面の3つから都合に合わせて選べて、必要に応じて各課との連携や紹介もおこなってくれます。また、裁判ではなく調停による和解にて解決を進める「ADR(調停手続き)」にも無料で対応してくれるので、1人で抱え込まずに相談してみるとよいでしょう。

下請かけこみ寺の詳細はこちら

フリーランスがトラブルを事前に回避するためのポイント

どのようなフリーランスも、できればトラブルなく平穏に過ごすのがベストだと考えていると思います。

しかし、取引先といっても人間同士のやりとりのため、いつどこでトラブルが発生するかはわかりません。

そこで、トラブルを事前に回避するためにも、次のようなポイントに注意しておきましょう。

  • 契約前にクライアントの情報を調べておく
  • 業務に関するあらゆる内容を書面で取り交す
  • フリーランスに対応している保険に加入しておく
  • 情報収集を欠かさない

まず、信頼できるクライアントかどうかを契約前に調べるクセをつけましょう。最近では多くの企業が公式Webサイトを保有しているため、会社名で検索するとその企業に関する情報を取得できると思います。

もし公式Webサイトがない場合でも、会社名で検索すれば何らかの情報はヒットするはずです。検索した時に不信感を抱く企業であれば、契約には慎重になった方がよいかもしれません。

また、稼動前に契約書を書面で取り交わしておくのは、フリーランスとして働く基本ともいえます。もしクライアント側から言われない場合は、事前に「契約書の有無」を問い合わせておきましょう。

そのほかにも、万が一に備えて保険に加入したり、常に情報収拾を欠かさないようにしたりと、トラブル回避のためにできることを日頃から意識して行動におこしておきましょう。

フリーランスエンジニアがトラブルを最小限におさえるなら『Bizlink』

フリーランスの案件探しに便利なエージェントでは、担当者が契約前の条件交渉などをおこなってくれるため、トラブルを最小限におさえることができます。

また、独立したての時期は契約書や法律に対する知識がなく、詳しい内容を確認せずに合意してしまうフリーランスも少なくありません。しかし、それではトラブルがいつ発生してもおかしくなく、自分を守ることが難しくなってしまいます。

フリーランスエンジニア向けのエージェント『Bizlink』では、専任コンサルタントがエンジニアのスキルや希望に合わせた案件を紹介するので、トラブルを極力おさえた案件探しが可能です。

また、エンジニア自身ではなかなか言い出せない条件交渉や契約の代理などもおこなっているので、フリーランスとしての働き方に不安を抱える人にもおすすめです。

さらにBizlinkでは高単価案件も多く扱っており、東京を中心とするフルリモート ・リモート案件に地方から参画できるのも魅力。「案件探し」以外のさまざまなサポートが受けられるので、ぜひ以下のリンクから登録後にチェックしてみてください。

まとめ

今回は、フリーランスのトラブルについて紹介してきましたが、記事内で紹介したトラブル例は、いつ・誰の身に起こってもおかしくありません。そのため、フリーランスは自分自身を守る手段として知識をつけておくべきですが、トラブル内容によっては対応しきれないケースもあるでしょう。

「フリーランスのトラブル」と言ってもどのようなトラブルか状況により千差万別で、1人では対応できる範囲が限られます。1人での解決が難しいと感じた場合や、フリーランスとしての活動に支障をきたすと感じた場合は、各種サービスを利用しながら適切に対処するようにしましょう。

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